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2009年06月24日

慰霊の日に。

6月23日は慰霊の日でした。

この約3年前から、とくにこの日には思い入れがあって、
沖縄県人として、ウチナーンチュとして、絶対この日は忘れてはいけない日だと思うし、
戦後64年経って、だんだん平和ボケしている現在、
過去、この沖縄の地で悲惨な地上戦が行われたことは、後世に語り継がねばならないよな・・・と強く思うようになったのさ。

で、
3年ぶりに、平和祈念公園へ家族3人で行ってきました。

日射しが和らぐ、交通も渋滞が緩和する
だいたい夕方6時ぐらいに着くように時間配分して、息子にサッカーボール持たせ遊ばせながら。


自分が平和祈念公園へいく理由は、戦争でおじいさんが亡くなっているので、その墓参りに「島守の塔」へ。
島守の塔
島守の塔
                   ↑富川盛安 がうちのおじい。

たぶん、「島守の塔」といっても、ウチナーンチュでさえよく分からない人も多いかも。
当時の県庁職員で、遺体が見つからない人を祭ってある塔なのさ。

この間、父に聞いたら、一応おじいの命日は、6月20日にしているとのこと。19日に摩文仁(まぶに)で見た人がいるから、亡くなったのは翌日だろう・・・と推測で命日にしているんだって。

あぁ、あと3日間か。
あと3日か生き残れば、沖縄戦が終わったのに・・・ね。

おじいが生きていれば、我が富川家も、財産も残り、未だに与那原で門柱が栄えていたも・・・。
と子孫として思ったりするわけさ。


昨年の「財団法人 島守の会」の遺族の集まりに自分は初めて参加したけど、
沖縄戦の内容を知れば知るほど、日本軍の無策ぶりに憤りを感じてしまう。
(今年は仕事で参加できませんでしたが、、、)


まぁ、そういうことも含めて、この6月23日は、当時の様子を後世に残すためにも、
絶対必要だと思うのさ。

余談だが、
故筑紫哲也さんが、この日は絶対沖縄からニュースを発信していただけたので、
内地の方にも広報できたかもしれないが、筑紫さんのような方が亡くなられたショックは計り知れない。



自分が民間企業で働いて思ったのは、沖縄の地場産業なのに、慰霊の日に通常勤務をしている企業が思った以上に多いこと。

病院等の休まれたら困る客商売や、製造ラインがどうしても止められない企業はいたしかたないとしても、地場産業なら、やっぱ、平和学習を行う日ということで1日もしくは半日は仕事を休みにすべきじゃないかな? 

慰霊の日に、通常勤務するって、どうなのさ?
子どもに語り継ぐ時間もなく、自らも学ぶ機会もなくなる。

県庁や市役所等は1日休みなのに、民間企業は通常業務を行うってギャップに、違和感を感じるのは自分だけ?

まぁ、今の自分は、個人事業主なので好きな時に休むからいいが、サラリーマンの人はかわいそうだ。

ってことで、
県(行政)へ提案!!

まずは、現状の慰霊の日の勤務状況をリサーチし、いったい何パーセントの企業が通常業務なのか調べてほしい。(たぶん相当%高い)

で、
地場産業はもちろんのこと、内地資本の企業であっても、6月23日はビジネスをお休みとし、ビジネスマンも平和学習やボランティアをするように働きかけてほしい。

なかなか、社会人になって平和を学ぶ機会ってないよ。1年に1日ぐらい休んでも会社は倒産しないって。
(もし、それで倒産するなら、どうせ遅かれ早かれ倒産するって。)

後世に沖縄戦を語り継ぐことは、今を生きる我々の義務だと思うから。。。



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